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子どもと動物セラピー、
日帰りボランティアツアー
 
TBS系「どうぶつ奇想天外」やDiscovery Channnelなど、TVで紹介され話題の『グリーンチムニー』は、心に傷を負った子達とケガをした動物達が共に暮らす郊外の特別養護施設。
 
主催者: NY de Volunteer Inc.
日 時: 2003年10月4日(土)
活動場所: グリーンチムニー特別養護施設 (ニューヨーク州ブリュースター)
参加者数: 41人
隊長: Noriko Hino
運営隊員: Yurika Mizuno , Michiko Iyoku, Yukari Nojiri, Satoshi Yoshimura, Kenji Nakano
参加費用: 今回のみ38ドル(通常53ドル)
(貸しきりバス代、朝食、昼食、スナック、諸経費込み)

NYdV企画のボランティアツアー第1弾!集合朝7時!のかけ声に、みなさん眠い目をこすりながらもオンタイムに全員集合。バスの中ではゲーム形式でグリーンチムニーについての予備知識やルールについて学び、一時間半でグリーンチムニーに到着。

朝食のマフィンを食べながらボランティアコーディネーターのリンダさんからオリエンテーションを受けた。ここに送られてくる5ー21歳の子ども達が裁判の判定や病院で診断を受けた心に傷を負った子ども達である事を説明してくれた。彼らが大人達から受けた虐待は身体的、精神的、性的、食事を満足に与えてもらえない虐待があるそうだ。ここに送られて来てすぐの子どもはもう大人の事は信頼できずにいる。食事が出てきた瞬間に慌てて食べ物に飛びつく、それは今まで安心して食事を取る環境に育たず、いつ自分の食事が他の人に取り上げられるかを恐れてしまうからだそうだ。グリーンチムニーで、彼らは生活の基本的なマナーから全てを1つ1つ学んで行くとの事。

そして、この施設を運営するのに多額のお金がかかり、この日NYdVのボランティアが行なった作業は人件費を使わずに必要な仕事を片付けることができるので、とても助かると説明してもらった。

実際のボランティアワークは動物のいるファームと有機栽培ガーデンの2ケ所に別 れた。ファームチームの約10人はワイルドアニマルセンターの野道にウッドチップをまいて道を整えたり、動物の小屋の掃除を行なった。ガーデンチーム約30人は雑草取りや野道や農園の整備を行なった。はじめてみるとなかなか大変で、施設をよい環境に維持するのが労力のいる事であることを体感じた。一段落した時点で、オーガニックのピーマンをお裾分けしてもらった。

ランチは子ども達と同じ時間に同じメニューで、ホットドックとチリビーンズ。ベジタリアンの人の為に、ベジバーガーも用意されていた。ダイニングホールにアジア人が沢山登場して、はじめは子ども達もキョロキョロしてた。空はあいにくの雨模様。ということで、午後のボランティア内容を変更して、NYdVボランティア参加者が用意していたお習字と折り紙を使って、即席日本文化紹介ボランティアを実施することにした。子ども達はとても人なつっこく沢山の折り紙を一緒に作ったり、自分の名前をカタカナで書いてもらったりと、とっても喜んでくれた。私達NYdVのボランティアも子どもと交流できた時間を通 して、それぞれ感じるものがあり、心を打たれていた。

その後、グリーンチムニーで生活するけがを負っている動物達を案内するファームツアーをリンダさんが実施してくれた。リンダさんの説明はテラダカズミさんとナカノケンジさんが同時通 訳をしてくださった。(ありがとうございます!) ここに住む動物の世話を通 して、子ども達が自然の生死を学んで行くという。子ども達がいままで知っていた死とは、ドラッグやガン、ナイフなどによって人が亡くなること。それはナチュラルな死ではなく、そうでない生死を知ってもらいたいそうだ。人間の文明の発展は環境をもっと配慮すべきだ、そうでないとここに送られてくる動物のように、傷付く動物が沢山いるとリンダさんは訴えていた。そして傷付いてしまった動物は人の愛情によって、生き残ることが出来ると言っていた。

クッキーとコーヒーのスナックタイムに最後リンダさんからの御挨拶。
リンダさんはNYdVの訪問をコーディネートする為に土曜日出勤を快く受けてくださった。彼女の声を震わせながらの熱いお言葉に子ども達に対する強い愛情を感じ、参加者の涙腺もゆるんだ。

最後はグリーンチムニーショップでリンダさんからNYdVのみんなにプレゼントがあった。
マンハッタンに戻ってからは15名が打ち上げに参加し、互いに感じたことを話し合ったりしながらボランティア仲間同士の交流を深めた。


ボランティアの内容

子供や動物と触れ合いながらのボランティア
グループ参加なので1日ボランティアが可能になった。

*ケガを負っている動物達の小屋の手入れ
*ワイルドファームセンターにウッドチップ整備
*オーガニック野菜栽培手伝い
*土ならし、野道の整備、など
*折り紙、習字で日本文化紹介


ボランティアツアースケジュール

7:00am Grand Hyatt New York Hotel前にて集合
7:15am バスでGrand Hyatt New Yorkを出発
8:45am グリーンチムニーに到着
9:00am 朝 食 & オリエンテーション
10:00am オーガニックガーデンとファームに 別れてボランティアワーク
12:00pm 昼 食
1:00pm 折り紙を教えるボランティア
2:00pm ファームツアー
3:30pm スナックタイム、挨拶
4:30pm ストアでお土産ショッピング
5:00pm グリーンチムニー出発
6:30pm ニューヨーク市到着
6:45pm 打ち上げ! (お疲れ様でした!)

訪問先グリーンチムニーについて

グリーンチムニーは、子供、家族、動物のために斬新なケアを提供することをミッションとしている。当団体は、個人の能力開発、自信回復を手助けする専門的なプログラムのリーダーを担う。

非営利団体グリーンチムニーは、1947年にロス博士によって設立されたニューヨーク州郊外にある150エーカー(18万3626坪=東京ドーム約13個分)という広大な敷地にある児童更生施設です。家庭、学校、地域社会で通 常の生活を送ることができない子供たちが、フォスターケア、公立学校、精神病院の紹介により、この施設にやってきます。感情障害と診断された子供達(年齢5−21歳)約70人が家族のもとから通 学し、約100人が寮生活を送りながら教育を受けています。

グリーンチムニーには、子供たちと同じく傷付いた380頭の動物たちが保護・飼育されており、子供たちはこれら動物達の世話をし、命の大切さや、愛情の表現方法など貴重な体験を通 して信頼関係を取り戻していきます。これが最近日本でも知られるようになってきた、アニマルセラピー、動物介在療法(AAT)臨床プログラムです。 子供たちが受けるプログラムには、特殊教育学級、生活技術、セラピー、動物の世話といったセラピー効果 の高い活動があります。また、子供たちの寮には、教師、ソーシャルワーカー、心理学医、精神科医、看護婦、意思などの専門家による「トリートメント・チーム」が配置されています。

子供たちの最終目的は、家に帰ることです。家族もまたセラピーを受けたり、イベントに参加したりします。家族が積極的に参加できるように、交通 手段の手配といったサポートもしています。


ボランティアツアー参加者からの体験談

農作業を通して、子供達と作業を共にし、楽しく会話が出来た事が良かった。又、食堂でのおりがみ活動は、子供達へ自分達の文化を伝える事も出来、喜んでくれた事が嬉しく思います。(20代、女性)

見た目はいたってほんとに普通 の子たちばかりでびっくりしました。実感したことは、メンタル的なきずは、ほんとに分かりずらく、Careのむずかしさを感じました。(20代、女性)

私にとっては何でもないことでも、グリーンチムニーの子供達にとっては特別 な意味をもつこともありうるという発見は、自分の考えを改められました。 (30代、女性)

子ども達とおり紙をしている時の彼らの表情はとても輝いていました。このボランティアで、彼らから元気とやさしさをもらったような気がします。(20代、女性)


とてもいい環境の中、動物と子供たちが共存している姿を見られてよかった。子供たちはとても明るく、おりがみをしたり、話をしたりとても楽しい時間を一緒に過ごせた。(30代、男性)

グリーンチムニーで働くスタッフがまずすばららしいと思いました。折紙を教えていると「これを折りたいので教えて!」と子供達が来るのがかわいかった。終わると必ず「サンキュー」とていねいに言ってくれた。子供達の中に人さし指のない子がいて折るのに苦労しているのを見て普通 に接したが、このような時どのようにトレーニングをしている人は教えてげあげるのかと考えた。その子には後でかんたんな手紙の折り方を教えてあげたらその中に手紙を書いて友達に(好きな子?)に渡していた。(30代、女性)


コーディネーターのリンダさんからのメッセージ

NY de Volunteerのみなさん、こんにちは。
みなさんの大切な土曜日をグリーンチムニーの子供達の為に使ってくれて本当にありがとう!おりがみを教えてもらっている子供達の顔がとても楽しそうで、私も本当に嬉しかったです。みなさんのボランティアワークがとてもよくやってくださって沢山あった仕事が随分とかたづきました。有り難うございます。グリーンチムニーの活動については簡単に説明させてもらいましたが、是非お知り合いの方にこの施設の存在を伝えて下さい。そして、是非またグリーンチムニーにいらして下さい!子ども達も、皆さんがいらっしゃる事をきっと喜びます!また仲良く遊んでくださいね!本当にありがとう!


関連BBS


『グリーンチムニーに実際訪れて、そして直接子どもと触れあってみて、みなさんは何を感じましたか?』

『日本人ならではのボランティアってどんなものがあるだろう?』
-あなたの意見を聞かせて!


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NYdVスタッフからのご挨拶

Volunteer Coordinatorのミチコです。
日頃マンハッタンから出る事はあまりないので、車で郊外に行けたのが楽しかったです。
私は子どもが大好きで、グリーンチムニーにいる子ども達にも声をかけました。みんな明るくハロー!と言ってくれてウレシカッタです。またあの子たちとボランティアをするのが今から楽しみです! 」
Program staffのサチエです。
グリーンチムニーの子ども達がとても愛されているのが伝わって来て、大人との信頼関係が築かれているのがわかりました。動物が沢山いて、まるで小動物園みたい。子どもが動物を可愛がっているこの施設を訪れるだけでも社会経験にもなるし、更にボランティアをすることで更に何か感じるものがあると思います。」
このボランティアツアーの企画リサーチ、交渉担当のサトシです。
この企画は去年の11月からずっと準備してきました。NYdVに参加してくださるみなさんがボランティアを通 じて 個人ではなかなか出来ないような体験ができないか?そこで知り合う人達との触れ合いができないか?ずっと模索してきました。『自然、動物、子ども』、グリーンチムニーを見つけた時は、まさにコレダ!!と飛びつきました。参加してくださったみなさま本当に有り難うございます。ボランティアツアーは今回のみの企画ではなく、定期的に実行していく予定です。みなさんと共に有意義な日を過ごせる事を楽しみにしています!」

このボランティアツアー隊長のノリコです。
心の傷は体の傷よりも見えにくく、治癒に時間がかかるものだと思います。子ども達自身は何も悪い事をしていないのに、置かれていた環境で大人達から深い傷を受け、グリーンチムニーに来て、生活を通 して治療しています。
誰かに体を触れられる事、それは虐待されてきた彼らにとっては恐い事だそうです。それを動物を飼育して、可愛がり、撫でてあげる事で、触れるという事は恐い事だけではない事だと経験を通 して学んで行くそうです。
リンダさんはNYdVに沢山のボランティアを連れて来てもらいたい!と言ってくれました。グリーンチムニーを出て、子ども達がまた都会での日常生活をはじめた時、一部の子どもはそれに適応できず、また戻ってきてしまう事もあるそうです。 グリーンチムニーに日頃から多くの人が訪れ、子ども達が色んな人達と触れあい、なるべく普通 の生活に近い環境にしてあげたいそうです。

マンハッタンの喧噪を離れていつもと違った週末
ガーデニングなど自然の中でのボランティア体験
動物セラピー
子ども達やツアーに参加した人同士の交流
あの子ども達をとりまく社会のひずみへの気づき

このボランティアツアーには色んな発見、学び、感動があると思います。
今後もみなさんとこの経験を共にできたらと思います!」






その他の今までの活動記録も見る!






動物達の小屋のお掃除!!



子どもと一緒にガーデニング
バスの運転手さんも協力!

大量の雑草をとった
道の整備
オーガニックピーマン
ホットドックでランチ
紙風船や鶴をみんなで作った!
折り紙と習字で触れあい

喜んで持って帰ってくれた

ファームツアー

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